ゴミの行方

  再生に当たって、敷地や家の中のゴミの片付けから始めることにしました。
 敷地のあちこちにうずたかく積まれているゴミの山、家の中の瀬戸物、ナベ、ビン、缶、布団などの諸々のゴミの山。見ただけで呆然としてしまいます。これからどうしよう、本当に片付くのか、と気が滅入るだけです。少しずつ少しずつやればいいと、自分をなだめ励ましながら取りかかります。

 家の中のゴミは、これから徐々に片づけることにして、とりあえず敷地内のゴミの山から手をつけることにしました。破れた肥料用ビニール袋とその切れ端、腐りかけたブルーシート本体とその切片、波板プラスチックの破片、ふやけた断熱材のくず等取っても取っても取りきれません。土の中から出てきたりもします。たちまち、大袋の何袋かがいっぱいになります。ただし、大きな小屋を解体したおびただしい量の廃材と残土は、手に負えるものではありません。廃棄物処理業者に頼むことにしました。

 田舎暮らしを応援してくれる地元の設計士のOさんに相談したところ、4社から見積もりを取ってくれました。その額、数十万円から数百万円。敷地内が雨でぬかっていて、厚い鉄板を敷くとか、大型重機を入れるとかの差によってこんなにも見積額が違ってくるのです。もちろん、お金も無いので安い業者に頼みました。

 一つ片付くと、うれしいものです。心に涼やかな風が吹いてきます。木々の緑が濃くなったように思いました。
 それにしても、回収された廃材と残土は何処へ行くのでしょうか。業者所有の山に捨てると言っていましたが、川の水を汚さずにうまく土に還ってくれるといいのですが。

 物を作るのも、物をゴミとして出すのも、そしてそのゴミを片づけるのも人。人以外の生物はゴミを出しません。できるかぎり山や川を汚さず、土に還る物を作ってもらいたいし、使っていきたいと思うのです。

     PDR_0134.JPG
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kido_azusa

古民家、素敵な外観ですね。昔の建築の良さを生かし、なおかつ暮らしやすさもほしいですね。新築の伝統構法の家に暮らしています。新築ですので、冬でも床からの寒さはあがってきません。杉の無垢板の床のよさ、土壁の良さを味わっています。改築、大変でしょうが頑張ってください。
by kido_azusa (2009-10-04 08:04) 

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