さくらんぼとひよどり

6月の中頃、庭のさくらんぼの木がたくさんの実をつけました。花は地味で山桜やソメイヨシノのあでやかさはありません。そのかわり赤い実はつややかでほんとうにきれいです。朝の光に輝いてまるでルビーの宝石のようです。早生種で、どこよりも早く、小さいですが毎年たくさんの実をつけます。

この辺りはさくらんぼの産地でもあり、時期になるとお店にそれはたくさんのさくらんぼが並びます。梅雨のさなかに赤、オレンジ、黄色、黒と色とりどりのさくらんぼを見ると、夏が近いことを実感します。

わが家のさくらんぼは、この時期ほとんどひよどりの食卓にのぼります。特に朝食はもう5時頃から、にぎやかで騒がしいのです。

ピーピーピーピー、こんな朝早く何を騒いでいるのかと、目を覚まされ外に出てみます。さくらんぼの木の付近で、ひよどりの朝食時の喧噪でした。いつも5、6羽が入れかわり来ています。

木の中程から上は全部、ひよどりさん達が赤くなった実から随時啄みます。というわけで、家主がいただくのは下の部分の赤い実です。1週間ほど毎日いただきます。適度に甘くて野生に近い味です。そうでしょう。肥料も農薬も一切なく、自然のままに育ち、実をつけたわが家のさくらんぼですから。

この喧噪も1~2週間で収まります。下の枝にはひよどりが食べ残した赤い実がまばらに残っています。またいつもの静かな時がさくらんぼの木の辺りに戻ってきます。

近くの竹藪の縁には、ホタルブクロの花のつぼみがふくらんできました。夏がやってきます。

            IMG_0557.JPG
            IMG_0605.JPG
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

初代ヤマガカシさんのいのち ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。