田仕事の鐘

ツツドリやホトトギスが鳴き始め、三つ葉空木や藤が咲き始めました。鳥や花たちが、北国ももうすぐ田植えですよ、と教えてくれています。

旧暦の四月一日、卯月の始まりの日に田に水を入れることにしました。用水路からではなく、小さな川から直接水を引いているので、手間がかかります。パイプを補修し、つなぎ合わせ、砂袋でパイプを押さえ、水路を掘り直し、再び水が川に戻るように出口も確保するなど、いろいろとやることがあります。5月末の田植えに向けて粛々と準備を進めているところです。

田んぼの周りの山の緑が一斉にふくらみ、畔に春の草草が伸びてきました。あふれる緑に囲まれ深呼吸をします。いのちがふくらむほどいい気分です。いよいよ今年の田仕事が始まります。体の内なる鐘つき堂の鐘が鳴り出しました。

今年の米作りはどうなるのでしょうか。台風や大雨、ドロオイムシ、カメムシ、ヤマドリ、赤トンボ、蛙、ヤゴ、蜘蛛、浮き草、アオミドロ、それにいろいろな田草たち。どんな出会いとなるのでしょうか。よいことも悪いことも想像を超えた出来事が、毎年田んぼに起こります。時間や気持ちに余裕を持って、焦らずに「のうがみさま」と楽しめたらいい、と思います。

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