弁天島

田植えが終わりひと段落したので、目時(めとき)駅から電車に乗って鮫駅まで行き、そこで電動自転車を借りて、蕪島、鮫角(さめかど)灯台、葦毛崎(あしげさき)展望台、白浜、種差海岸、高岩展望台、弁天島、塩釜神社へ自転車小旅行に行ってきました。天気がよく、海風が心地よい一日でした。里山に暮らしていると、時々「潮のにほひ」のする町に行きたくなります。遠い記憶の中のどこか懐かしい海の匂いに包まれると、私の体は満ち足りたような安堵を覚えるからです。

最終目的地は弁天島ですが、曲り角を見落とし、そのまま通り越して塩釜神社まで行きました。そこから引き返して復路に弁天島に寄りました。ウミネコの繁殖地として蕪島が有名ですが、平日でしたその日も蕪島には観光客がたくさんいました。が、ここ弁天島には観光客はだれもいません。弁天島もウミネコの営巣地で、ウミネコが島を埋め尽くしていました。大きな海を背にして、小さな漁港の真向いにある三基の赤い鳥居、その上に広がる青い空。漁港の堤防の端に自転車を止め、みょうみょうと鳴くウミネコの声を浴びるように聞いていると、どこか遠い遠い世界にいるような気がしてきます。
東北大震災の時、弁天島の鳥居は津波で流され、その一部が7,000キロ離れたアメリカの西海岸に漂着したそうです。津波のエネルギーの大きさと、海は世界に通じていることを改めて思いました。

往復5時間、電車の時間もあり、のんびりゆったりとはいきませんでしたが、いい気分転換になりました。これから7月半ばまで、時鳥や郭公の声をBGMにして、草取りをする田んぼが待っています。

            弁天島.JPG
            目時駅.JPG
            鮫駅.JPG
            ハマナス浜昼顔.JPG
            神明神社.JPG
            高岩展望台.JPG
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